「そして生活はつづく/星野源」を読んで

星野源といえば、サケロックでの活動が好きだったので、また活動を再開してほしいなと思っているのですが、今のソロ活動や役者、文筆家としてのブレークぶりを見ると、インストバンドみたいなお金にならないようなことはやっている暇がないのかなと。
はやりものには極めて奥手かつ斜に構えて距離をとってしまう私なので、当然のごとく著者の出演した『逃げるは恥だが役に立つ』も見ていないし、ベストセラーとなった著作も未読。
そのうち読もうかと思って放置していた状況でしたが、今回、課題図書ということで手にとりました。

「つまらない毎日の生活をおもしろがること」をテーマにつづったエッセイということで、
序盤に関しては本当にしようもない日常の話で、1テーマが終わるたび、おもしろかったけど特に何も残らず、何か『笑っていいとも』を見た後の感覚に似ていました。
こんな感じが続くと思うとちょっと緩過ぎて、本にするまでもなくブログとかで無料で公開すればいいのではと、失礼なことを思っていると、中盤から景色がシリアスに染まり、いきなり哲学的な問いが投げかけられかけたりする。
そのまま真面目な話が続くのかと思いきや、結局は鼻水べたべたの状態で笑わされてしまう。
どんな状況でもユーモアを忘れないこの姿勢は尊敬するし、下ネタ要素も下品にならずさらっと盛り込む。そりゃ愛されて当然だなと思いました。

そんなわけで、はやりものはおもしろいという当たり前のことに気づきましたので、早速、ほかの著作もチェックしようと決めた正月です。
とりあえず、著者がくも膜下出血で倒れ、復活までをつづった『蘇る変態』からチェックしようかと思います。闘病記の類いは正直苦手なのですが、星野源なら闘病記らしからぬユーモア満載(加えて下ネタ満載)な内容で、読んでいて楽しいかもしれないなと期待して。


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by yuki-kizaki | 2018-01-06 22:59

読書感想文です。


by スプレンダー